☆☆第1回「e-食安全研究会」実践講習会を開催しました☆☆

第1回「e−食安全研究会」実践講習会
食品調理、加工作業とHACCP
〜HACCPの基本的概念に基づく調理、加工作業の体得実践〜

2003年9月3日(水)
於) 大阪市立大学 生活科学部 給食経営管理実習室 

<主催>e−食安全研究会(食品・医薬安全性確保の課題研究会)

盛況をもって終了致しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

 

プログラム
     
 
[挨拶と基調講演]
 
HACCPはなぜ必要か(9:55〜10:30)     e−食安全研究会 理事長 吉田 隆夫
     
    HACCPとは何か、その歴史や導入方法、HACCPを実践する上で重要な点など、HACCPの基礎について紹介しました。
   
     
 
[第一部]微生物コントロールについて
 
1.食中毒の原因となる微生物の種類と防止対策(10:30〜11:30)
    大阪市立大学大学院 生活科学研究科 食・健康化学講座 助教授 西川 禎一
     
    食中毒の原因となる微生物の種類、食中毒防止のための施設や食品の衛生管理の重要性、実践方法などについて、実際の研究データを交えながら解説しました。
   
     
 
− 休憩 5分間 −
     
  2.微生物検査実習(11:35〜12:35)
    環境衛生薬品株式会社 HACCP事業部 事業部長 加藤 敦史
     
   

食品製造現場でよく使われ、特別な知識や技術を必要としない「スタンプ法」による微生物検査のやり方、注意点を紹介し、皆さんに実際に検査実習を行っていただきました。

検査結果はこちら

   
     
 
― 昼食 50分間 ―
     
 
[第二部]一般的衛生管理プログラムを見直し、実践する
  3.HACCP対応に向けて
 = 一般的衛生管理プログラムからSSOP作成まで=(13:25〜13:55)
 松下環境空調エンジニアリング株式会社 HACCPエンジニアリングビジネスユニット  主事 酒井 宏明
     
    集団給食施設に多く見られる現状課題や要対策事項を紹介し、一般的衛生管理プログラムの見直しの重要性を解説しました。また、一般的衛生管理プログラムの実施に必要な衛生標準作業手順書(SSOP)の作成方法について紹介しました。
   
     
  4.衛生管理調理実習(13:55〜16:25)
     大阪市立大学大学院 生活科学研究科 食・健康科学講座 助教授 菊ア 泰枝
     
   

最新の設備や機器のそろったHACCP対応実習室にて、実際にハンバーグ、生野菜サラダの調理を行っていただきました。作業区域ごとに業務を分担し、チェック表などを基に衛生管理の視点を重視した実習を行いました。

実習風景、検査結果はこちら

   
     
 

質疑応答、修了証授与、総括(16:25〜16:45)